硯にむかひて――二度目のもの書き――
ブログを始めてみました。よろしくお願いします。
といっても、僕がブログを始めるのはこれが初めてではない。
実は、大学1年生、まだ19歳だった頃の夏休みに一度ブログを始めている。
そのときは1か月の間に4記事を書いただけでやめてしまった。
なぜ再びブログを始めようと思ったのか。
「よし、始めよう」と言って始めたわけではない。
パソコンのブラウザ(Chromeを使っている)のブックマークバーを整理していたのだ。
ブックマークバーには、4年近く使ってきたGoogleアカウントに蓄積されたさまざまなWebページが鎮座していた。
その中の画面右端の方に、「ブログ」と書かれた、もう何年も開いていないブックマークがあったのだ。
そこで、「ああ、昔ブログを書いたこともあったなあ」と思い出し、今こうして硯に向かっているわけである。
再びブログを始めるにあたり、当時のアカウントのまま記事を書くことも、一度は考えた。
しかし、再び筆者の目に留まった数年もののブログの記事は、そのアカウントを闇に葬り去る決意を固めるのに十分なほどに若さがほとばしっていた。
過去の自分と過去の記事に対して、可能な限り敬意を払い、ポジティブな形容をしたつもりだ。
それはともかく、かくして僕は新しいアカウントでブログを書くことを始めたわけである。
このブログがどれだけ続くかはわからない。
日記のような軽い文体で書くこともあろう。
首相動静のような堅苦しい文体で書くこともあろう。
しかし、文体はどうあれ、自分の日々の記録が地層のように積み重なっていくのを見てみたい。
そんな思いで今文章を書いている。
あまり気負わずに(読者もあまり期待せずにいること)、時間に余裕があるうちは暇つぶしくらいの気持ちで更新を続けていきたいと思う。
幸い、僕はものを書くのが好きなのだ。